サロン開業 / 在庫管理

美容室開業時に知っておきたい在庫管理の基本

2026年8月5日

物件選び、内装、スタッフ採用、メニュー設計。開業準備には考えることが山ほどありますが、在庫管理の仕組みづくりは後回しにされがちです。実は、これが後々一番効いてくる部分でもあります。

なぜ、開業当初から在庫管理が大事なのか

開業したての美容室は、運転資金に限りがあります。在庫は現金が形を変えたものなので、「とりあえず多めに仕入れておく」という判断は、知らないうちに手元の現金を減らす行為になります。

逆に言えば、開業当初から在庫の管理習慣を身につけておけば、店舗の規模が大きくなってからも、無理なく運用を続けられます。後から仕組みを整えるより、最初から整えておく方がずっと楽です。

最低限おさえておきたい3つの用語

適正在庫

消費ペースに対して「多すぎず、少なすぎない」ちょうどいい在庫量のこと。感覚ではなく、実際の消費データをもとに決めるのが理想です。

不動在庫

一定期間(目安として3ヶ月程度)まったく使われていない在庫のこと。棚にあるだけで、現金化されていない資産です。

リードタイム

発注してから実際に商品が届くまでの日数。これを考慮せずに発注すると、届く前に在庫が切れてしまうことがあります。

開業初期にありがちな失敗

ディーラーの提案をそのまま受け入れてしまう

開業時はディーラーとの関係を作る意味でも提案を受け入れやすい場面ですが、まとめ買いの割引だけを見て発注量を決めると、実際の客数が読めない開業初期には過剰在庫になりやすい傾向があります。

在庫管理を「あとで」にしてしまう

開業直後は目の前の施術・集客で手一杯になりがちです。しかし、在庫の記録を取らないまま数ヶ月が経つと、「何がどれだけ動いているか」を後から把握するのがほぼ不可能になります。

紙やノートでの管理に限界を感じてから動き出す

最初は手書きの管理で十分でも、商品数が増えるにつれて破綻しやすくなります。理想は、商品数が少ない開業初期のうちに、データとして記録が残る仕組みに慣れておくことです。

開業時にやっておきたい3つのこと

  1. 仕入れた商品は、最初から記録する習慣をつける:商品名・数量・仕入れ値を、何かしらの形で記録に残しておく
  2. 発注のタイミングと量を、あらかじめ決めておく:「感覚で発注する」を避け、目安となるルールを最初に作る
  3. 棚卸のルールを決めておく:月1回など、頻度を先に決めてしまうことで後回しにしにくくなる

データが少ない開業初期でも始められる仕組み

「消費データがまだ蓄積されていないのに、適正在庫なんて分かるのか」と思われるかもしれません。美容室向け在庫管理システムZAIKOCCHIでは、過去の納品書・請求書をAIが読み取って初期登録をサポートするため、開業前に取引していたディーラーの記録があれば、そこから初期データとして活用できます。データが少ない状態からでも、使い始めながら精度を上げていく設計になっています。

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